TABUWATA と宇都宮コミュニティFMミヤラジで行ってきた取組み「ラジオで発信!多文化共生のまちづくり」が、令和4年度 輝く”とちぎ”づくり表彰(栃木県知事賞)「優秀賞」を受賞しました!
審査委員長の講評では、今年度は応募も多く、審査が難しかったことや選考からもれた団体の活動も素晴らしかったことが述べられ、我々に関しては災害の特集番組などは全国のコミュニティラジオにとってもお手本になるのではないかと評価していただきました。
TABUWATA とミヤラジの取り組みは、2012年にレディオベリーFMで「やさしい日本語」の普及を目的とした番組づくりが前身となっています。2017年からはミヤラジの開局と同時にスタートし、共に「あなたの隣の外国人」という番組を作ってきました。番組放送は、5年間で61回にのぼります(2022年10月現在)。
放送に加えて、ミヤラジマガジンを通して広く発信していただいたこともまた、より多くの方に届けられただけでなく、私たちの活動の励みとなりました。
前身の活動から数えて10年。節目となる年に、ミヤラジとの協働に対して、評価していただけたことを嬉しく思うと同時に、これまで番組に出てくださったたくさんの方々に感謝いたします。
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10年続けていくなかで、途中、もう続けるのはやめようと思った時にはミヤラジの稲葉局長に「辞めちゃダメだ」と励まされ、毎月の放送やゲストを考えるのが大変だなと感じてきた時には、パーソナリティをかったでてくれる新しいメンバーができました。
そんなみんなの力で続けてきた番組が、評価をされたこと、本当に嬉しく思います。これも関わってくれた人、みんなのおかげです。
これからも「楽しく」多文化共生を広げられたらと思っています。そして、有事の時、外国人住民にも頼りになるラジオをミヤラジさんと一緒に目指していきたいと思います。
同じ未来の風景を描くことができる仲間と一緒に活動できること、幸せだなと感じた表彰式でした。
代表 栗又由利子
ミヤラジ開局の前から、いつか災害時に力を発揮できるような多言語放送を始めたいいねと稲葉局長と夢を語り続けてきました。そして、自分達の番組だけでなく、特別番組や宇都宮市の総合防災訓練など、ミヤラジにはたくさんの貴重な機会をいただきました。今回、そんなミヤラジの皆さんと一緒に受賞できたことをとても嬉しく思います。
たかが月に1回、されど月に1回の放送。新たなゲスト探しも時に辛くなりながら、何度店員さんなど初対面の方をナンパしたことか…。このまま続けていけるだろうかと思い始めた頃に、番組づくりに協力してくれたり、寄付や手作りの差し入れをしてくれたり、団体にしようと背中をぐいぐい押して、力を貸してくれた今の仲間たちがいなければ、多言語放送にもたどり着けなかったと思います。
ゲストとして人生の物語を話してくださった皆さんに感謝すると同時に、「ゲスト」ではなくこの地で暮らす外国人住民と共に、有事にも力を発揮できるまちづくりに向けて、またここから、日々楽しんでいけたらと思います。
代表 坂本文子



