《活動報告》防災キャンプ「楽しくキャンプで多文化防災」開催〜その3水汲み体験〜
11月15、16日に実施した防災キャンプの様子を何回かに分けて報告しています。今回は水汲み体験の様子をレポート。
このキャンプでは、「大きな地震が発生し急に自宅にいられなくなったため、避難所にやってきた。既にいろいろな所から来た人がいる。そして、断水により水道が使えない。」という設定で実施されました。そんななかでの水汲み体験の様子をどうぞ。
レポート by マリオ
水汲み体験にはスタッフを含め6人が参加しました。並行して行われた火起こし体験に比べるとちょっと地味な作業でしたが、その後の夕飯作りにも関わる重要な役割でした。
近くの水道が使えなくなったという想定で、2人一組で水を入手できる場所を探して炊事場まで運ぶミッション!
予め用意しておいた、バケツや、ファスナー付きのポリ袋、簡易的な蛇口付きのタンクなどの7種類の容器で実際に水を運び、さらに「飲用に適する/適さない」を多言語で表記したラベルを使って、避難者が使える状態にしました。
体験の後には参加者同士で感想を話し合いました。いろいろな容器を試したのは、主に運びやすさの比較を想定していましたが、体験してみると想定していなかったような色々な意見が出てきました。
「透明な容器」は中の水が濁っているかどうかが一目でわかり、「バケツ」は虫などの異物が入るため長時間の保管には不向きであること。床に置いたときに水が漏れてくる容器は、避難所の中に持ち込むのには不向きであることなど、言われてみるとその通りなのですが、やってみてわかることもたくさんありました。
また、同じ体験をしたことで参加者同士が打ち解けることができ、和やかな雰囲気のなかで、幅広い世代の間で会話が弾んだことも収穫でした。




