《活動報告》防災キャンプ「楽しくキャンプで多文化防災」開催〜その2ウォーミングアップ〜
11月15、16日に実施した防災キャンプの様子を何回かに分けて報告しています。今回は集合した際に行ったウォーミングアップをレポート。
このキャンプでは、「大きな地震が発生し急に自宅にいられなくなったため、避難所にやってきた。既にいろいろな所から来た人がいる。そして、断水により水道が使えない。」という設定で実施されました。そんななかでのウォーミングアップの様子をどうぞ。
レポート by 栗又
知らない方々と1泊2日を共にするため、参加者たちが集合したところで多文化防災キャンプならではのウォーミングアップを行いました。外国人が日本の避難所に避難してくるということがどういうことなのかを感じてもらうための疑似体験ゲームです。
ゲームではまず、台湾出身のメンバーから中国語で「こんにちは」「ありがとう」「座れ!」「逃げろ!」「後ろを向け!」をジェスチャーを交えて教えてもらいました。その際、文字も見ながら中国語で出された指示に従う練習をし、その後、今度は文字なしで、メンバーが話す中国語だけを聞いてその指示に従うというもの。
たった5つの言葉ですが、慣れない言葉にみなさん、すぐに反応ができず四苦八苦…。間違えてしまう参加者もいました。
実際の災害時、外国人住民はわからない文化や言語の中でどんな思いをしているのかを体を動かしながら全身で理解していただくのが、このゲームの狙いでした。
「この体験がとても印象に残っている」と感想をくれた参加者もいました。
「外国語」で何かを理解する難しさを体験していただき、「このキャンプはなんか只事じゃないぞ」思っていただくためのウォーミングアップでした!



